鈴鹿サーキット撮影ポイントのおさらい

世界に誇る名サーキット「鈴鹿サーキット」の撮影ポイントをまとめてみました。2017年度に鈴鹿サーキットで開催される予定の大きなレース・イベントは
3月:鈴鹿ファン感謝デー
4月:鈴鹿2&4レース
6月:アジアロードレース/Super耐久鈴鹿4時間レース/Suzuka Race of Asia 2017
7月:コカ・コーラZero鈴鹿8時間耐久レース
8月:SuperGT鈴鹿1000㎞
9月:F1日本GP
10月:Superフォーミュラ
11月:スーパーバイク・Sound of Engine2017
となります。来年度も同じようなスケジュールになるかと思いますのでそのときの参考になれば幸いです。
観戦するより撮影することに重点を置いているので必ずしも観戦向きではない場所である場合もありますがご了承ください。合わせて、こちらの記事も参考にしていただけるとより撮影がはかどるかと思います。

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鈴鹿サーキット公式HPからレイアウト図はお借りしました。

では順番に見ていきましょう。


※1:鈴鹿サーキットで開催されるレースのほとんどは自由に撮影ができ、立ち入り禁止の場所以外であれば自由に撮影ができますが、F1では通常の観戦チケットとは別にカメラマンチケットと呼ばれるチケットが別途必要になります。そのチケットがないと使用することができるレンズに制限(カメラ・レンズ・フードの合計長26cmまで)がかかり、思ったような写真を撮れない可能性が高いのでお気を付けください。
※2:2016/10/25:鈴鹿8耐&鈴鹿1000kmの作例を追加しました。現在、地図情報の追加を検討中です。←多忙につき保留
※3:2016/11/21:Sound of Engin2016(以下、SoE2016)の作例を追加しました。
※4:2017/03/13:鈴鹿ファン感謝デーの作例を追加しました
※5:2017年5月:鈴鹿2&4レースの作例を追加しました。(随時追加・更新)
※6:2017年6月:6月開催レース/公式テストの作例を追加しました。(随時追加・更新)フルサイズ機の導入により換算焦点距離のない作例も追加しています。
※2017年7月:8耐公式テストの作例を追加。

メインストレート(Vスタンド)

メインストレートのスタンド席です。基本的に自由席である場合も多いですが、人気なレースになってくると指定席になる場合も多いです。中継用の大型ディスプレイがあり、実況の放送もよく聞こえるのでレース観戦は定番の場所です。
ですが、撮影ということを考えるとおすすめできません。ピット作業を撮りたいという場合は別ですが…

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2&4:150mm(換算225mm)
撮れないというわけではないのですが、マックススピードで走り抜けるため、撮影に慣れていない方だとファインダー内に車両を収めることすら難しいと思います。CR-Zだとたぶん200Km/hくらいだと思うのですが、トップカテゴリーになれば普通に300Km/hは出ますので…
また、観客の少ないあまり人気のないカテゴリならともかく、人気のレースの決勝日などは観客席が多くのお客さんで埋まるため望遠レンズを振り回すこと自体がほかのお客さんの邪魔になる可能性もあるのでやめたほうが無難です。

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S耐:110mm(換算165mm)
また、おすすめできないもう一つの理由がフェンスと観客席が離れすぎていてフェンスをぼかして消すということが不可能な点にあります。ピットレーン側を走行している場合であればまだなんとか回避できるのですが、Vスタ側を走行されたら消すことは無理です。
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8耐:200mm(換算300mm)
2輪のレースカテゴリー限定になりますが、ルマン式スタートを見ることができます。

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S耐:200mm(換算300mm)
チェッカーフラッグを受けるシーンを撮影できる唯一のスポット。フェンスの回避が難しいですが、これはこれで。
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S耐:200mm
決勝レース後はホームストレート解放がある場合があり、その場合はV2席の下からマシンを撮れる場合もあります。混雑が予想されるのでここでマシンを撮れることを期待せず、撮れたらラッキーくらいに思ったほうがいいかなとは思いますけどね。



メリット:ピット作業を見れる。食料・飲料の確保が簡単。

デメリット:撮影には向かない。決勝日は別料金のことが多い。

メインストレート(ホスピタリティ・パドック上)

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Vスタンドとメインストレートをはさんで反対側の観戦席になります。こちらもまた有料区画になりますが、Vipスウィートなどに比べればまだお手頃ですかね。ちなみに公式テストなどでは無料開放であることが多いです。

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8耐公式テスト:200mm(換算300mm)
ここの特徴といえばピットロードを走行するマシンを上から撮れることにあります。鈴鹿でここまでの大俯瞰ができるのはここだけです。
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8耐公式テスト:500mm
ただ、ホームストレートの撮影は相当厳しいです…前述のように通過速度がむちゃくちゃ速いです。素直に音を楽しんだほうが良いでしょう。


メリット:大俯瞰が狙える。Vスタンドのようにフェンスに邪魔されない。常に日陰なので涼しい。

デメリット:通過速度が速いため撮影が難しい。


Aスタンド・Aスタンド横

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SoE2016:500mm(換算750mm)
Aスタンド横にフェンスの切れ目があります。そこから1コーナーに向かっていくマシンを狙えます。ただ、それを狙う必要があるかどうかは…まぁそういうのが狙えるよくらいの感じですかね。Aスタンドでの撮影自体はVスタンドと同じくフェンスが邪魔になりやすいのでオススメはできません。

メリット:1コーナーの交錯を後ろから撮れる。

デメリット:定員少な目。要求焦点距離も長め。構図も同じになりやすい。

1コーナー~2コーナー(Bスタンド)

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SoE2016:410mm(換算630mm)
B2スタンドの1コーナー側です。スピードレンジは高めですが、進入してくるところからずっと追いかけることができるのでスピードにさえ慣れてしまえば撮影は容易です。ただ、必要な焦点距離が長いのでレンズにある程度の投資が求められる点はちょっとハードルが高いかもしれません。入り口から遠く、売店がないことが多い関係もあってある程度の用意は必要です。
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SoE2016:500mm(換算750mm)
Bスタンドは正面だけでなく後ろも狙えます。逆バンクでも狙えないことはないんですが、大体はフェンスが邪魔になってうまく撮れないんですよね。一方、Bスタンドでは自然な流れで後ろも狙えます。自分のいる場所を変えずに車両の前方と後方の両方を狙えるスポットはなかなか貴重なのでいろんなアングルを撮りたい場合にはいいかもしれません。

※レースによっては通常の観戦券のみでは入れない場合があります。

メリット:1コーナーのバトルを前から撮れる。比較的見通しがいいのでマシンを追いやすい。

デメリット:観戦客も多いため邪魔になる可能性がある。決勝日は別料金のことが多い。


1コーナー~2コーナー(激感エリア)

光線:午後順光(ただし、1コーナー入り口側は午前順光)
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鈴鹿サーキットには激感エリアという他の観客席に比べて近くでマシンを見ることができるエリアがあります。ただし、多くのレースではパドックパスと呼ばれるチケットが別途必要になることが多いので注意してください。公式テストなどでは自由に入れるのでそういうときに行くとお得かもしれませんね。
4月に激感エリアに入ったときはコンクリのブロックはなかったと思うんですが、いつの間にかコンクリのブロックが投入されて撮影をできる人口が増えました。手前のブロックと奥のプラ柵の2か所で撮影できます。

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SoE2016:200mm(換算300mmm)
この焦点距離でこの大きさに撮影ができます。焦点距離の長いレンズを持っていない!という方でも気軽に撮影ができるポイントです。もっとも、人気のスポットなので遅くに行くとほとんどのポイントは大きなレンズを持った人で埋め尽くされてしまうので早めに行ったほうがよいです。できるだけ1コーナー側に陣取ったほうがマシンの挙動を予想しやすいので、慣れないうちはそちらを狙ったほうがいいと思います。

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2&4:600mm(換算900mm)
大迫力でターンインしていくバイクも撮れます。ただ、近い分だけ体感スピードも速いのでやっぱりコツは必要です。SS1/1000くらいあればぶれることはないですが、こちらもファインダーに収めるのは大変です。

メリット:近いので要求焦点距離が短い。イン側かつ低めの視点で撮れる数少ないポイント。

デメリット:狭いところに多くの人がいるため場所取り合戦は必須。パドックパスも必須。


2コーナー出口(Cスタンド)

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2コーナー出口もまた定番の一つ。基本的には1番下に張り付いてフェンスをぼかして消すか、上側に移動してフェンスの上から抜くかの2択になります。上から狙う場合はあまり関係ありませんが、下側の一番の特等席はちょうどオレンジ色のフードをつけた方のいる場所になります。そこからなら2枚目のフェンスとフェンスの切れ間からきれいに狙うことができます。

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S耐:500mm
下側から張り付いた場合は低く撮影することができます。逆バンクと似た傾向ですかね。フェンス2枚抜きをすると画質が厳しくなるので、そうならない場所を選ぶのがコツです。

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鈴鹿ファン感謝デー2017:500mm(換算750mm)
下側に比べると構図に自由度が高いのは上側になります。こちらも逆バンクと似ていますが、定員が全然違うので撮影はしやすいです。

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S耐:500mm
激感エリアをバックに流すと鈴鹿っぽさを出せるかも?


メリット:とにかく広いので構図は自由。下でかぶりつきもよし、上で柵をかわすもよし。売店やトイレも近いため結構楽。

デメリット:S字トンネルの開通で改善されたが、グラウンドスタンドから遠い。(西コースよりマシとはいえ)



2コーナー~S字(Cスタンド)

光線:午後、車両正面側

2コーナー~S字の区間です。ここはスタンドが広く国内トップカテゴリーのSuperGTですら空席が大きく目立つ場所です。まぁ、メインゲートの反対側で非常に遠いことが原因かもしれませんが…撮影自体は割としやすい穴場かなと思います。換算で400mm以上を要求されますが、引きの構図で手前の芝を大きく入れる面白い構図もチャレンジできるので工夫次第では人と違う写真を撮れるかもしれません。
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SuperGT:390mm(換算580mm)
先の激感エリアの写真と同様に比較的低い位置からコーナリングするマシンをイン側から抜くことができます。もう少し俯瞰がよければスタンドの上側へ移動すれば絵の微調整ができます。縁石を入れるのであればそちらのほうがいいかもしれません。

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S耐:500mm
立ち位置次第で得られる絵が大きく変わるのがここの特徴。また、マシンがまっすぐ走っていくので流しやすいのもいいですね。(一脚を使う場合はうまいこと回す必要がありますが…)

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2&4:70mm(換算105mm)
手前に広大な芝、奥にもカラフルなスポンジバリアが広がっているので引きで超低速で流すのも面白いです。

CスタンドからさらにS字側に歩いていくと土手のような場所があり、そこからも撮影をすることができます。
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ランボルギーニブランパン:300mm(換算450mm)
ここは比較的フェンスが低く、スタンド席の上のほうに行けば柵の回避は割と簡単にできます。たまーにポールにかぶって見事に串刺しになる場合もありますが、注意すれば大丈夫です。
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ランボルギーニブランパン:300mm(換算450mm)
S字の1つ目の出口~2つ目入り口くらいの場所で撮影するのがおすすめですが、この場所はスタンド席というより、ただの斜面に近いので足元に注意が必要です。一応、丸太(?)が埋め込んであって申し訳程度の座る場所はあったりしますけどね。踏み台をもっていって一番下で踏み台に座るのがおすすめです。
コーナーということで比較的スピードレンジも低いのでその気になればSS1/50くらいでも流し取りを成功させることができます。

メリット:アウトからもインからも好きなように撮れる。撮影場所の自由度が高い。

デメリット:俯瞰になりがち。また、S字の2個目の入り口側は雑草が生い茂ってるので滑ってケガをしないように注意が必要。

 
コラム:C~Dスタンドのアクセスについて

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昨年度まではCスタンドに行くためには1コーナー側からサーキットの外側を歩いていくか、ダンロップコーナー下のトンネルを通って逆バンクを経由していくしか選択のなかったCスタンドですが、今年は新たにS字トンネルが解放されました。パドックトンネル~S字トンネルとコースの真ん中を突っ切れる分だけ早くいくことができます。
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ただし、もともとカメラマン向けに用意されたトンネルなので車いすや台車を使用する方は通行することができない点は注意が必要です。ちょうどS字の3つめのところにつながっています。
S字トンネル横(パドック側)

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上のコラムともつながってくるんですが、S字トンネルの横にも新たな観戦エリアが設けられました。青色のプラ柵の内側が観戦エリアになります。
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鈴鹿ファン感謝デー2017:500mm(換算750mm)
よくプロカメラマンが撮影する場所でもあるので結構それっぽい写真は撮れるんですが、フェンスとの撮影距離の関係で構図がきわどすぎます。これはOKカットですが、ちょっとずれるとすぐ串刺しになります。
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鈴鹿ファン感謝デー2017:260mm(換算390mm)
ちょっと引くともう金網が写ります。フェンスの柱に邪魔されて追いかけるのもかなり難しいので、今後プラ柵がフェンスにもっと近づくなどの変更がなければあまりオススメできるポイントではないかな…と思います。


メリット:プロっぽく撮れる可能性がある。

デメリット:撮影には向かない。パドックパス必須。

S字~逆バンク(Dスタンド)

光線:午後順光
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鈴鹿ファン感謝デー2017:300mm(換算450mm)
S字トンネルの出口からそのまま2コーナー側に歩いたあたりです。フェンスを避けて上から引き気味で抜くとこれはこれで面白そうかなと思います。

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S耐:500mm(換算750mm)
フェンスにかじりついて流し撮りもアリです。ただ、フェンスの向こう側の雑草が結構邪魔になることが多いのでアングルや一脚の高さは調整が必要です。

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SuperGT:200mm(換算300mm)
S字の3つ目のイン側から撮影です。こちらもS字の1個目と同様にイン側から狙うことができますが、1個目に比べるとやや俯瞰気味となります。その分だけ内側の縁石を入れやすいのでスピード感のある写真を撮ることができます。
S字の1個目とのもう一つの違いは必要な焦点距離が比較的短いことにあります。換算300mmでも十分すぎるくらいの大きさで撮影が可能です。撮影場所の都合上、側面からの撮影が中心にはなってしまいますけどね…

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2&4:400mm(換算600mm)
2輪ではハングオンをインから撮れます。この迫力はアウト側からじゃー出ません。ぜひ撮っておきたいアングルです。

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SuperGT:390mm(換算580mm)
逆バンクの入り口は個人的な超オススメポイントです。といっても、夜限定ですが^^;テールランプをきれいに写すことができればそれだけでだいぶ雰囲気が出るかなぁと思います。低いアングルでテールランプをきれいに流していきましょう。
ちなみに、逆バンクにも関わらずほかのカメラマンが少ないのもオススメ理由の一つです(笑)

メリット:イン側から撮れる。逆バンクが近いので食料・飲料の補給が楽。トイレも近い。

デメリット:特になし。定番故に人が多いということくらいか。


逆バンク(Dスタンド)

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逆バンク最大の武器といえばカメラマンホール。ここから狙うことでフェンスの影響は実質1枚になります。ただ、換算500mm以上は必要になるのでそこだけは注意が必要ですね。(フルサイズ機でゴーヨンにテレコンをつけている方も結構見られます)
カメラマンホールは2か所あり、場所によってちょっとアングルが変わります。誰が塗ったのかは不明ですが、カメラマンホールを狙える場所の一部の観客席側のフェンスは黒く塗られており、フェンスによる色被りの影響が少ない点も見逃せません。それ以外の箇所でも撮影は可能ですが、2枚目のフェンスの影響を受けやすくなるので絞りは解放気味にするなどの工夫が必要になります。

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SGT公式テスト:480mm(換算720mm)
上の写真のカメラマンホールから撮るとこんな感じ。カメラマンホールから撮るということはつまり、カメラマンと同じ目線で撮影が可能ということ。迫力満点です。まぁ、カメラマンホールには当然カメラマンが来るので、カメラマンとかぶってしまうこともありますけどね。

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S耐:400mm(換算600mm)
先ほどのカメラマンホールから少しだけ出口側に行くとこちらにもカメラマンホールがあります。お好きなほうでどうぞ。

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ランボルギーニブランパン:200mm(換算300mm)
視程のいい日であれば遠く向こう側に広がる伊勢湾や鈴鹿市を収めることができます。上側であれば定員はほぼないに等しいので撮影の自由度は高いです。ただし、後ろ側を通行する人や観戦する人への配慮は忘れずに。

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SGT公式テスト:320mm(換算480mm)
フェンスの高さは特段低いというわけではないんですが、イン側にマシンが寄っていくので自然とフェンスを回避することができます。GTカーなどであればAPS-Cのカメラに300mmのレンズをつければ画面いっぱいにマシンを収めることができるので、70-300クラスのレンズでも十分きれいに撮れるかと思います。

Dスタンド席に行く場合は最終コーナー側の逆バンクトンネルを通っていくと近いです。その近さもあってCスタンド席よりもオススメなんですね。

メリット:定番地にも関わらず逆バンクトンネルのおかげで割と近い。ローアングルから撮れる。売店・自販機・トイレが近い。

デメリット:定番地だけに人が多い。特に、決勝日のカメラマンホール付近は朝から場所取り必須の激戦区。金曜日がおすすめです。


逆バンク~ダンロップ(Eスタンド)

光線:午後順光
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S耐:420mm(換算630mm)
EスタンドはDスタンドのすぐ隣。焦点距離があればS字の出口のバトルを正面から捕らえれますが、オーバーテイクなどはあんまりありません。

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S耐:500mm(換算750mm)
以前はあんまり興味がなかった場所ですが、2017年のS耐で1年ぶりに撮影しました。行ってみると案外面白く、スタンドの階段ぎりぎりで撮れば縦方向に流せる面白い場所ということがわかりました。これはこれでアリかも。

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S耐:200mm(換算300mm)
EスタンドはDスタンドとはうってかわり、フェンスの高さがかなりあります。そのため手前のフェンスを回避するのが非常に難しくなります。S字~ダンロップのつなぎ区間はほとんどフェンスに邪魔されます。長いレンズがないのであればDスタンド側から撮影したほうが無難です。


メリット:逆バンクと同様に近い。縦方向に流せる。

デメリット:フェンスに影響されやすく撮影がしにくい。


ヘアピン(H~Iスタンド)

光線:午後順光
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東の定番スポットが逆バンクなのであれば西の定番スポットはヘアピンでしょう。近さやフェンスの低さも相まって非常に人気なスポットになっています。カメラを構えた人が一直線に並ぶ様子は壮観です。
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2&4:290mm(335mm相当)
ちょっとだけトリミングしてますが、70-300クラスのズームレンズでも十二分な大きさで撮影できます。(使用レンズは200-500VR)

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GTタイヤテスト:500mm
ヘアピンの中腹に陣取れば流し撮りも簡単にできます。(作例は1/30sec)前述のスタンド席前方は満員になりがちですが、それ以外の土手部分であればフェンス越しという制約はあるものの、比較的人も少なく撮影がしやすいです。

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GTタイヤテスト:500mm(換算750mm)
ヘアピンの出口側から入り口側にカメラを向ければブレーキングの様子を撮ることができます。この日は残念ながらブレーキングで赤く光るブレーキローターを撮影することができませんでしたが、いつかは狙ってみたいですね。

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8耐合同テスト:500mm
ヘアピン入り口側の土手から。多少見下ろす角度になりますが、ケツを撃てます。夕日が入ってくると黄金色に輝く路面を抜けるマシンを狙えます。ただし、コース上に影が落ちるので狙える時間は短めです。

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GTタイヤテスト:350mm
定番構図はこんな感じ。ほかにも車両の後方を撮れる場所は多いですが、ここは落ち着いて撮れるので気楽に撮れます。


メリット:マシンが近いので要求焦点距離が短い。フェンスが低いので邪魔にならない。速度が低いので撮りやすい。右側を撮れる。

デメリット:グラウンドスタンドから遠い。その割に人が多い。

スプーンカーブ(N~Lスタンド)

光線:午後逆光
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まずはLスタンドから。スプーンの形に…見えますかね?
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8耐合同テスト:400mm
Lスタンドはスプーンの入り口側のスタンド席です。進入してくるマシンを撮るというよりは立ち上がってくマシンのケツを撃つ感じのほうが適する場所かなーと思います。連なって走っていくテールランプがきれいです。

8耐の夕陽を受けて走っていくイメージ写真もここで撮影されたものかなと思います。この日は天気に恵まれず…残念。(そもそも作例だと太陽がすでに落ちてますが

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8耐合同テスト:500mm
進入スピードが高いので流し撮りは難しいですが、一応できます。

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続いてMスタンド。こちらはスタンドというほど立派な感じもしませんが、一応観戦席のようです。雑草だらけですが。しかし、ここには鈴鹿ではかなり珍しいフェンスに邪魔されないカメラマンホールがあり、ここから撮ることができればかなーりクリアに撮影ができます。(写真下側の穴です)
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2&4:500mm(換算750mm)
しかし、問題があるとしたら遠いこと…マシンを画面いっぱいに写すことも可能ですが、だったらヘアピンでいいよねぇ…って感じなので解放絞りでぼかしてみたり。でもこうすすると遠い…難しいです。
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そしてある意味西コースの終着点。それがNスタンド。Nスタンドより先も少しだけ行くことができますが、行き止まりになっています。ここまでで30分近くかかるのでそれなりの気合を入れていかないと心が折れます。
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2&4:500mm(換算750mm)
Nスタだとやや俯瞰気味。スプーンもまたバトルが起きやすい場所なので撮っていて楽しい場所です。ただし、スピードレンジはやや高め。慣れないと難しいかも。


メリット:広い。特にスプーン入り口のカメラマンホールは間のフェンスがなくなる神スポット。

デメリット:とにかく遠い。マシンが遠いので要求焦点距離が長い。自販機や売店もないため補給も不可能。熱中症には注意してください。

裏ストレート
(J,Oスタンド)


130R~ヘアピンの手前あたりに階段があり、そこを抜けると行けます。まだ撮影したことがないので省略。

130R(Gスタンド)

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S耐:200mm(換算300mm)
ドラマの起きることの多い130Rですが、撮るのはイマイチかも…


メリット:イン側から撮れるが…デメリットのほうが大きい。

デメリット:マシンが速いわりに130Rに進入してくるマシンが見えないという二重苦。わざわざ撮る理由がない。


シケイン(Qスタンド)

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2&4:210mm(換算315mm)
Q2スタンドの上側から撮影。シケインは名バトルが起きるスポットの一つです。長いレンズを使えば入り口での激しいバトルを見ることができます。

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2&4:600mm(換算900mm)
ちなみにQ2スタンドからはダンロップコーナーも見えます。
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GT公式テスト:500mm
Q2スタンド下側から撮影する場合はシケインの出口を内側から抜くのが一番撮影しやすいと思います。結構ここの縁石を踏んでいくドライバーさんが多いので縁石を踏んで跳ねたマシンをうまく撮ることができれば結構躍動感が出てかっこいいです。

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Qスタンドは高い場所からサーキットを見渡せるQ2スタンドとその下側のQ1スタンドがあります。Q1スタンドはシケインが非常に近いものの、フェンスが邪魔になりやすく現像の際にがんばる必要があります。

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S耐:500mm(換算750mm)
Q1スタンドのシケイン側によってフェンスに張り付いて撮ればシケインを立ちあがってくるマシンを狙えます。午後は逆光状態になるので撮影するなら午前ですかね。
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GTタイヤテスト:500mm(換算750mm)
一応、頑張ればシケイン1個目も狙えます。ただ、フェンスの影響をかなり強く受けるのでRAW現像前提で撮影をしたほうが良いです。(作例はLightroomの霞除去を+100にしたうえで調整を行っています)


メリット:シケインの交錯を撮れる。ダンロップコーナーをアウトから撮れる。

デメリット:カテゴリによってはエリア指定席になる。


最終コーナー(Rスタンド)

光線:午前順光
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2&4:420mm(換算630mm)
最終コーナーとはいえ、シケイン~最終コーナーをアクセル全開で抜けてくるのでスピードはそこそこあります。なので、ピットインするマシンを狙うほうが撮りやすいです。柵も回避しやすいです。

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S耐:460mm(換算690mm)
長いレンズを使っても割と柵の回避が難しいんですよここ…入り口から一番近いですし、スタンドも近いのでレース終盤、チェッカーを受けるまで撮影を続けるにはいい場所かもしれないです。

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8耐:500mm(換算750mm)
シケイン~最終コーナーの流し撮りも可能です。フェンスに邪魔されることもちょくちょくありますが…シケインの出口方面にカメラを向けてシャッターを切るタイミングをはかると打率も上がるんじゃないかなーと思います。
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2&4:500mm(換算750mm)
最近のお気に入りはガッチガチの超ローアングルで最終コーナーを見上げるようにする構図です。こうするとローアングルでかつ見上げ構図となってシケインの出口あたりも入ってきます。午後は逆行になるので黄金色に輝くアスファルトとマシンの反射がきれいです。
きれいに車両写真を撮るというよりはちょっと作品ちっくな写真を撮るのに向いているかもしれません。
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GT公式テスト:500mm(換算750mm)
曇りであれば光が回りやすいので午後でも撮影可能です。フェンスの影響を回避するためにもできるだけ絞り開放に近いF値で撮影が好ましいです。(作例はNDフィルターを使用して流し撮りをしています。)


メリット:最終コーナー下側は人が少なく結構穴場。ガッチガチのローアングルも狙える。売店や自販機、トイレが近い。

デメリット:フェンス・ワイヤーの回避が難しい。(換算600mm以上くらいは欲しい)一脚を微調整してある程度は改善ができるとはいえ…コースに起伏があるのでマシンを追い続けるにはある程度の慣れも必要。



最終コーナー内側(パドック裏E駐車場)

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一般のお客さん用の駐車場とは別にパドック裏には関係者用の駐車場があります。そこからもコースが見えるうえ、イン側なのでフェンスが1枚しかなくフェンスに邪魔されにくいです。
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8耐合同テスト:500mm
こちらもとても近いのが特徴です。バイクの場合はこちら側に倒して通過していくのでより迫力のある写真を撮れるかなと思います。最終コーナーをフルスロットルで抜けてくるのでスピードレンジは高めですが、シケイン出口からずっと追い続けてシャッターを切るような撮り方でいけば、割と撮れます。
フェンスをぼかして消すか、30センチくらいの脚立を使ってフェンスの上側から有刺鉄線の間を抜いて撮るかはお好みで。大口径レンズを使えるのであれば前者で、70-300mmなどで狙うなら後者で。という感じですかね。

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8耐合同テスト:500mm(換算1000mm)
先ほどの場所から突き当りまで行くとシケインの出口を狙えます。ただし、非常に遠いのでテレコンの併用やトリミングの活用は必須になると思います。(作例はD7200の1.3倍クロップを使用しています)また、シケイン出口側にはカメラマンがいることが多いため、かぶる可能性が高いことも頭の隅に入れておく必要があります。


こちらの撮影場所が普段のレースで使用できるかどうかはちょっとわかりません。パドックパスが必要になるレースがほとんどだと思います。

メリット:フェンスが1枚なので写りにくい。マシン目線に近い。

デメリット:解放されるかどうかが不明。行けたらラッキーくらいか。


(番外編)グリッドウォーク


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SoE2016:20mm(換算40mm)
大抵、グリッドウォークはVipスイートラウンジなどの高級チケットの特典であることが多くまず縁がありませんが、イベントによってはパドックパスのようなチケットで入れたりします。出走直前のマシンを間近で見ることができる数少ないチャンスなので行ける機会があればぜひ行ってみてほしいですね。出走に向けて作業をしているスタッフさんがいることも多いので邪魔にならないように気を付けましょう。

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F3:200mm(換算300mm)
マシンだけでなく出走直前のドライバーも撮影できます。グリッドウォークの時間は非常に短いのであれもこれもとやっていると時間が無くなってしまいがちです。なので、あのチームのマシンは絶対に撮っておきたい!など予めどう動くかを決めておくとよいかもしれません。ピットウォークと異なり、比較的お客さんも少ないので動きを決めておけば時間が足りなくなることは少ないかなと思います。

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S耐:18mm
レース開始前のPW/GW以外にも決勝レース終了後にメインストレート解放という形で解放される場合もあります。こちらは特にチケットがいらない場合が多いです。S耐のときみたいにマシンを並べるかどうかはわかりませんけどね。鈴鹿サーキットの観覧車と一緒に撮ると面白いかもしれません。


メリット:標準どころか広角レンズですら撮影可能なほど近い。魚眼などで撮ったら面白いかも。

デメリット:通常のレースはVipスイートなどの高級チケットが必要。イベントで解放されるときは鬼みたいに混む。


駆け足での紹介となりましたが、いかがでしょうか。書いていて思ったのですが、意外と撮影できる場所って多いんですね。東の逆バンク、西のヘアピンって覚えておけば大体は失敗しません。(ド定番ですけど)

みなさんの鈴鹿サーキット撮影の参考になれば幸いです。



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コメント

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これは参考になりました

初めまして。モータースポーツ撮影が全くの未経験の者です。
このブログ記事は大変参考になりました。是非鈴鹿へ行ってみたいと思います。
今月の鈴鹿8耐はもうチケット入手は無理ですよね…。(^^;