初めてのサーキット撮影で用意したいもの

いよいよ明日金曜日には鈴鹿サーキットで8耐の予選が始まり、梅雨明けの熱いサバイバルの幕開けとなります。さらに、来月には…って以前書いたサーキットの撮影スポットのお話しでも言いましたね。

これまで何度かサーキットなどのフィールドで撮影してきて必要だなと思ったものを紹介します。時々追記します。
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必要な道具をそろえてマナーを守った撮影ライフを楽しみましょう!

では続きからどうぞ。

初めてサーキットで撮影をするにしても一体何を用意したらいーの?と思う方もいると思うので基本的なところから紹介していきます。

その1)レンズ交換ができるカメラと望遠レンズ
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この辺はまぁ当たり前ですかね。撮りに行くので最低限カメラは必要です。スマホのカメラだと遠くは撮れません。
できれば光学式ファインダーを採用した一眼レフタイプのカメラのほうが撮影しやすいと思います。ミラーレスカメラでもよいのですが、屋外では背面液晶は見づらいのでオススメできません。EVF(=電子式ファインダー)を採用するカメラも増えていますが、光学式ファインダーに比べて表示ラグやちらつきが気になるので動体撮影にはあまりオススメできません…(2017年6月現在、SONY α9やOLYMPUS OM-D E-M1 MarkIIなどの高性能ミラーレスカメラが台頭してきているので、近い将来ではエントリークラスのミラーレスカメラでも快適に動体撮影を楽しめる時代が来るかもしれませんね!)
また、手軽に超望遠撮影を楽しめるネオ一眼が流行っていますが、そちらはミラーレスカメラ以上に表示ラグなどが大きいうえ、AFもあまり性能がいいとは言えないので打率は大きく下がってしまうと思います。


写真の組み合わせはNikonnのDXフォーマット(APS-Cサイズ)のD7200とAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRです。APS-Cで300mm以上(フルサイズ換算450mm以上)あることが理想ですが、Wズームキットなどの200~250mmくらいのレンズでも十分撮影はできます。それで足りないと思えばタムロンのSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A030) やシグマの100-400mm F5-6.3 DG OS HSMなどを用意すると良いかと思います。

☆はじめてにオススメの組み合わせ(2017年6月現在)
Canon EOS9000D+EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM
→9000DのWズームキット(12万前後)のセットで実現できる組み合わせ。AFポイントも45点と大変多く、入門に最適です。

Nikon D5600+AF-P DX NIKKOR 70-300mm F4.5-6.3G ED VR
→こちらもNikonのWズームキット(10万前後)で実現できる組み合わせ。ステッピングモータを採用しているため、AFが非常に早いです。(これは上記のEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMも同様ですが)

どちらも軽量で手持ち撮影がしやすいのが特徴です。250~300mmでも足りないと感じる場合はトリミングを活用するか、シグマの100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporalyや150-600mmの望遠ズーム(シグマ・タムロンから発売中)を追加で購入されるとよいと思います。(最初から目的が定まっている場合はボディ単品とこのレンズを購入されたほうがお買い得ですが、どちらもキットレンズに比べると大きく重たいのが難点です…)
2)一脚
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三脚は馴染みがある人も多いかと思いますが、サーキットでの三脚の使用はオススメできません。三脚と異なり、自立することはできませんが、重たい望遠レンズやカメラの支柱として使うことができます。数分手持ちで構えるくらいであれば問題がないのですが、レースは4時間~8時間くらいあるのでずっと構えてると疲れます。(もちろん、途中で休憩は普通にしますけど)また、三脚だとすぐ移動したいときとかに重たくて邪魔になります。
最初は自由雲台を取り付けておくと撮影がしやすいです。自由雲台はロックせず自由に動けるようにしておくと爆走するマシンを追いかけやすいです。

あと、サーキットでの三脚の使用はマナー違反だと思ったほうがいいかなと思います。たまに使っている方も見られますが、スタンドが混んでくると広げた三脚の足が非常に邪魔になります。これをうっかり蹴られて倒れたりする危険性も考えたら…ねぇ…

☆オススメの一脚
ベルボン ウルトラスティック一脚(デジカメWatchの特集記事に飛びます)
予算があまり用意できない場合は中古で探したほうがいいでしょう。私の一脚もSLIKのカーボン一脚ながら雲台つきで9000円未満で手に入ったので。

3)カッパ
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これは屋根のないスタンド席で観戦される方も同様なんですけどね。屋内スポーツとはことなり、天気が急に変わることもよくあります。その際に傘を広げると一人で場所をとってしまううえ、ほかのお客さんに傘がぶつかる危険性も高いです。そのため、野外観戦・撮影をする場合はカッパをつけるのが基本です。
あと、カメラマン的な話をすると傘で手が埋まれば写真を撮れません。当たり前ですね。

上だけでもいいですが、できれば下もあったほうがいいと思います。

3.5)長くつ
あればいいかなっていう程度。でも雨が降れば靴はびしょ濡れになるのであったほうが快適です。車で行かれる方は積んでおくとよいかなと思います。

4)レインカバー
基本的にカメラ、レンズは水濡れにはあまり強くないです。上位のカメラ・レンズになれば多少の雨ではびくともしない設計になってるものも多いですが、濡らさないにこしたことはありません。(うちのD7200も過信しすぎてファインダーが曇ったことがあります)
それを防ぐためにレインカバーでカメラを守ります。

※近いうちに写真を追加しますが、買いました。MATINのレインカバーLというやつです。Amazonでも入荷待ちになることが多いので在庫があるときに買っておいたほうがいいです。

5)ごみ袋(45Lくらい)と養生テープ
レインカバーなんて持ってないよー!というあなた。ごみ袋で代用できないこともないです。ごみ袋の底のほうに指で穴をあけてそこからレンズフードを通して養生テープで固定します。反対側も同じように穴をあけてボディとファインダーアイピースに挟む感じで使えばあっという間にレインカバーの完成です。ごみ袋の口から手を入れれば操作もできますし意外と実用的です。
また、ごみ袋にカメラバックなどを入れれば雨が降っても他の機材や荷物を濡らさずに済みます。

近鉄白子駅のファミリーマートで45Lのごみ袋が10枚入り140円くらいで売ってるので買い忘れた方は近鉄白子駅のファミリーマートで調達するとよいでしょう。

6)レンズプロテクター&NDフィルター
常時つけっぱなしにしている方もいればつけていない方もいるかと思います。私はゴースト・フレアを嫌って常用のレンズ以外では使っていません。ただ、雨が降ると前玉がかなり汚れるので用意したほうがいいです。
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掃除、大変でした…

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Kenko ND8(95mm用)
NDフィルターは逆に晴れの日に使うことが多いです。流し撮りをする場合はシャッタースピードをかなり低速にするのですが、極端に遅くするとF値を最大、ISO感度を最低にしても露出オーバーになってしまうことがあります。NDフィルターは透過する光の量を減らす機能があるので露出オーバーを防ぐことができます。

7)日焼け止め
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3,4,5,6と雨の装備を紹介してきましたが、晴れの装備も実は必要です。日焼けに強い方ならいいのですが、弱い方だとあっという間に真っ赤になってしまい、翌日からとてもつらい思いをします。(すでに2回やらかしてる)
別になんでもいいとは思いますが、汗をかきやすい状況にいることも多いのでスポーツなどで使えるタイプのほうがいいでしょうね。

8)帽子
こちらも同様の理由です。どうせなら応援するチームの帽子がほしいよねと思いつつ。

9)タオル
汗を拭いたりすることはもちろん、雨が降った際に濡れた機材を拭いたりといろいろな用途に使うことができます。多めに持っておいて損はないと思います。

10)飲み物
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これからは特に暑いシーズンとなるので熱中症対策という意味でも飲み物は多めに持ったほうがいいと思います。自販機でも売っていますが、撮影ポイントによっては自販機が遠い場合もありますからね。

11)予備のメディア・バッテリー
メディアの容量がいっぱいになったら撮影できませんし、バッテリーがなくなったらそれこそおしまいです。備えあれば憂いなし。です。
レースの時間にもよりますが、連写を続けていれば1レースで1000枚以上を撮ることは普通にあるので、あっという間にメディアの容量を圧迫し、バッテリーもなくなります。まぁメディアに関しては休憩中にぼちぼち消していけばある程度は解決しますけど。

12)踏み台
あったら便利。踏み台というよりはイス代わりやカメラ置き(カメラは地面に直置きしたくない!!)に使うことが多いですね。ただし、使用禁止の場所があるときもあるのでそういうときは使わないようにしましょう。脚立でも良いのですが、ちょっと重たいです。

13)タイムスケジュールを印刷したもの
レースでは平行して様々なイベントを行っていることも多く、確認したいときもあると思います。そのとき、これがあるとないでは大違い。サーキットによってはタイスケを配っている場合もあるので、忘れずにもらっておきましょう。携帯でも見れますが、炎天下では携帯の画面は見えにくいです……


14)チケットホルダー
首からチケットをさげるアレです。入場時くらいしか使いませんが、タイスケを折りたたんで入れておいたり、レンズキャップを入れれたりと案外あると便利です。あと、重たい機材を担ぎながらいちいちカバンや財布からチケットを取り出すのもめんどくさいので、手間を減らすという意味でも最近では必需品になりつつあります。

15)携帯ラジオ+イヤホン
そんなに高いものである必要はありませんが、あると非常に便利です。鈴鹿サーキットなどでは場内実況をFMラジオで同時配信していることがあります。それを受信することでレースの展開を知ることができるのでバトルシーンなどを撮り逃す可能性が下がります。場内スピーカーもありますが、エンジンの爆音で聞こえないのであんまり役に立ちません(苦笑
携帯でもFMラジオを受信できる機種がありますが、携帯電話のバッテリー消費や発熱を考えるとあんまり現実的ではないですね。


それではみなさん、撮影をお楽しみくださいね!


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コメント

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教えてください!

こんにちは。
機材について教えてください。
私は以下のものを使用して撮影しました。
・Nikon COOLPIXP900(コンデジ)
・Kenko ProND16ワイド
流し撮りにはNDフィルターが良いというのを聞いてとりあえず使ってきましたが、そもそもどういう設定でどう撮ったらどのようにのか、というのが現地でも自宅でもよくわからないままです。
あちこちのHPやブログを見ても「NDフィルターを使うと良い」と書かれているだけで、はっきり理解することができないのです。
・NDフィルターを使うとどういう効果が期待できるのか(使わない時との差がどう出るのか)
・NDフィルターを使う時の設定はどうすればいいのか(シャッター速度やISO?など)
・NDフィルターを使ってどういう撮り方をすればいいのか(体をこう動かすなど)

について、いつの日か記事などにて詳しくご教示くださると大変ありがたく思います。
まことに不躾な申し出でありますことお許しください。


No title

すみません。                               >そもそもどういう設定でどう撮ったらどのようにのか
 そもそもどういう設定でどうとったらどのように写るのか

と訂正します。


Re: 教えてください!

NDフィルターは通過する光の量を減らす働きをするフィルターです。今回、ND16というフィルターを使わているので通過する光の量が1/16になります。そのため、意図的にシャッタースピードを遅くすることができるためより迫力のある流し撮りをすることができます。例えば、NDフィルターを使わない場合のシャッタースピードが1/160secだとするとそれが1/10secまで遅くなります。実際にはNDフィルターを使わなくても絞りやISO感度の調整で晴れの日中でも1/30secくらいまでは落とすことができるのですが、
・そのシャッタースピードよりも遅くしたい
・回折現象が起きるのであまり絞りたくない
・フェンスが写り込んでしまうのでできるだけ絞りを開けてフェンスをぼかしたい。でも、シャッタースピードは落としたい
など、さまざまな事情があってNDフィルターを使うことになります。

現在、大学院の修士論文の中間発表に向けた準備があるため、まとめた記事を作成できるのは来週になってしまいますが、できるだけわかりやすい記事でまた説明したいと思います!(なので、その日までどうかお待ちいただけると助かります…

たいへんご迷惑をおかけします。

おはようございます!
ご多忙のところさっそくのご返信ありがとうございました。
NDフィルターを使うと光の量が減る→シャッター速度が遅くなる というのは理解できますが、その他の書かれていることがよくわかりません。まことに恥ずかしながら
「NDを使わずに流し撮りをしていた時は1/160くらいにしてカメラを振り回してやっと数枚きちんと撮れたが、それがNDを使うことによって1/10とかになったら動体にピントがちゃんと合うのだろうか。ゆっくりカメラを動かすということか?ゆっくり動かしたらぶれちゃうよ」
という程度の理解力と能力しかない者です。
貴兄の学業に支障のない時期が来たら、で結構です!噛んで含めるような記事を気長に待っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
想定は「ヘアピン出口付近の観覧席一番上の段から200~300ミリの望遠で撮る」です。