Ai Micro-Nikkor 55mm f/3.5が一時的に仲間入りしました。

新年早々、機材追加の景気のいいお話です。追加といっても、父親が使っていなかったマイクロレンズをしばらく借りれることになったというだけなんですけどね。父親はズームマイクロを持っているので…w
SB-800の購入報告の記事でも書きましたが、現在はAi Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sというレンズがその後継モデルとして販売されています。(光学系はAi Micro-Nikkor 55mm f/3.5のクセノタータイプからガウスタイプに変更されてたりしますが、正当な後継モデルです。)

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Ai Micro-Nikkor 55mm f/3.5はその名前からもわかるようにオートフォーカス用の機構を持たないマニュアルフォーカス専用レンズとなります。

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電子接点を持たないレンズなので絞りの調整はレンズにある絞り環を使って調整します。開放F値は3.5でそこからF5.6,8・・・と1段ずつクリックストップがあるので、各F値で止めるができます。(表記はありませんが、F4でもクリックストップがあります。)

Aiタイプのレンズなので現行機種ではフルサイズのNikon一眼レフならすべての、APS-C一眼レフではD500とD7200が自動絞りを利用して撮影することができます。D5000シリーズ・D3000シリーズでは装着することができますが絞り連動レバーが搭載されていないので自動絞りは対応していません。詳しい互換性などはニコンのHPかこちらのHPを見ていただけるとわかると思います。

※Aiレンズを現行のデジタルカメラで使用する場合はMENU→セットアップメニュー→レンズ情報手動設定からレンズ情報を登録すると絞りデータをカメラ側に伝達できるようになり、カメラ内測光を使用可能になります。Exifにはレンズ焦点距離とF値は登録されますが、レンズ名は登録されません。Lrなどのソフトでレンズ情報から写真を探す際は焦点距離から探すか、レンズ不明の項から探すことになります。

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Ai Micro-Nikkor 55mm f/3.5はインナーフォーカスではないので最大撮影倍率のときには結構レンズが繰り出します。ピントリングは0.9周くらいします。このときの最短撮影距離は0.241mで最大撮影倍率は0.5倍でいわゆるハーフマクロになります。ピントリングの回転角が大きいため、ゆっくりと余裕をもってピントを合わせることができます。若干、ピントリングの
トルク感が少なく感じるので今度ニコンでグリスアップなどが可能か確認してみます。(後継のAi Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sも同様にハーフマクロです。)
似た画角の純正のマイクロレンズにはAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8Gがありますが、あちらは最大撮影倍率が1倍の等倍マクロになります。(あと爆速AF・ナノクリだったりするので地味に気になります)

他のメーカーのカメラを使っている方だと「マクロレンズではなくマイクロレンズ?」と思われる方がいると思いますが、マクロ写真の定義を古い写真用語辞典で引くと「原寸大以上の倍率で撮影する写真」と定義されていることが関係しています。定義を重んじた当時のNikonの技術者のこだわりを感じますね。
(詳しい話はニッコール千夜一夜物語Ai Micro Nikkor 55mm F2.8 (前編)をご覧ください。)

P1058251.jpg
このレンズの前玉はかなり奥まった位置にあり、接写時にレンズの前玉に反射した光が被写体に映り込まないように工夫がされています。また、一般的なレンズだと前玉の周辺にレンズの銘柄が記載されています(下写真参考)が、マイクロレンズではそのような文字は見られません。これも被写体への映り込みを防ぐための工夫になります。
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(参考写真:Zoom-Nikkor Auto 43-86mm F3.5)


最後にその写りを紹介して終わりにします。

DSC_3418.jpg
(D7200,Ai Micro-Nikkor 55mm f/3.5,F5.6,SS1/200,,ISO200,55mm)
ブログ掲載用に圧縮しているため、解像感がやや落ちていますがオリジナルデータをパソコンで等倍鑑賞をできるレベルの解像力を持っています。猫の毛を一本一本緻密に描写しています。

DSC_3508.jpg
(D7200,Ai Micro-Nikkor 55mm f/3.5,F11,SS1/200,ISO200,55mm)
猫の毛など周波数の高い被写体相手にはF11でも十分な解像力を発揮しますが、一般的な物撮りでは少し回折の影響を受けてしまうなぁという感じです。(もっと画素ピッチの広い機種であれば回折の影響は小さいかもしれませんが)


解像力は現代のレンズにも全く引けを取らない、素晴らしいレンズだと思います。MF限定であったり、ハーフマクロであったりとやや現代のマイクロレンズに劣る部分もありますが…Ai Micro-Nikkor 55mm f/3.5やAi Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sはカメラのキタムラ中古で1.5万前後で入手が可能なので、とりあえず接写ができるレンズがほしいという方は一本持っておくと楽しめるかなと思います。

これで手元にあるマクロ(マイクロ)レンズはオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f/2.8 MacroとこのAi Micro-Nikkor 55mm f/3.5の2本になりました。M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f/2.8 Macroは等倍(換算2倍)で撮影できる近接番長ですが、室内で撮影するのには少し寄りすぎるきらいがあるのでAi Micro-Nikkor 55mm f/3.5とうまいこと住み分けできたらいいなぁという感じですね。M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm f/2.8 Macroのピントリングがゴミすぎてピント合わせが苦行ってのもあるので使い勝手の面でも住み分けができそうです

では。


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